源氏物語 あらすじ全54帖一覧

紫式部 源氏物語を誰でも簡単に読めるシリーズ 11(最終章)

匂の宮は二条院で会った浮舟が忘れられない。年が明け、浮舟から中の君に手紙が届いた。その文面から、薫が浮舟を宇治に隠れ住まわせていることを知った。匂の宮は、密かに宇治を訪れ薫を装って寝所に入る。浮舟は人違いと知って恐れおののくが、情熱的な匂の宮に惹かれていく。

紫式部 源氏物語誰でも簡単に読めるシリーズ 10

二月二十日過ぎ、薫から宇治の姫君の話を聞き、興味を持った匂の宮が宇治を訪れ、薫と供に管弦の遊びを催す。匂の宮からの手紙に八の宮は中の君に返事を書かせる。七月、死期が近いことを悟った八の宮は再び薫に姫君たちの後見を頼む。姫君たちに軽率な結婚への訓戒を残し、八の宮はこの世を去る。

紫式部 源氏物語を誰でも簡単に読めるシリーズ 9

年が明けたが源氏の悲しみは癒えず、蛍の宮以外とは会おうともしない。やがて夏が来て、秋が来たが、源氏は親しい女性たちと紫の上の思い出を語らい涙するだけだった。冬、源氏は出家を決意し、紫の上と交わした文を焼き、紫の上の死後、初めて人前に姿を表した。源氏は自分の人生が終わったことを悟る。

紫式部 源氏物語を誰でも簡単に読めるシリーズ 8

柏木は死を予感し、小侍従に女三の宮への手紙を託す。その晩、女三の宮は産気づき、男子(薫)を出産する。源氏の冷淡な態度に怯え、女三の宮は密かに下山していた父、朱雀院によって受戒し出家する。女三の宮の出家を知った柏木は重体に陥る。見舞いに訪れた夕霧に源氏へのとりなしと落葉の宮の行く末を託した後、柏木はこの世を去った。

紫式部 源氏物語を誰でも簡単に読めるシリーズ 5

源氏はなおも朝顔の姫君に言い寄るが、姫君のかたくなな態度は変わらない。一方、祖母大宮の元で養育されていた源氏と葵の上の子、夕霧が十二歳となり元服した。源氏は勉学を身につけさせるために、六位という下級の官位に留めおいた。大宮も夕霧もその処置に不満であったが、発憤した夕霧は異例の早さで昇進した。

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