幼児の 勉強習慣の やり方を 知ると 親の心配や 悩みは すべて解消します
お子さんには幼稚園・保育園のうちに勉強習慣を付けさせておきたいという親御さんは多いはずです。
小さいうちは勉強と遊びの区別がついておらず、勉強に対するネガティブな先入観もないため、勉強させるのは比較的簡単と言えるでしょう。
また小さい頃に身に付けるご飯や歯磨き、手洗いなどの習慣は、当たり前の行為としてその後の人生に定着します。
よって幼児期のうちにそうした日常生活のルーティーンの中に勉強を組み込んでおけば、日々の習慣として当然のように勉強するという体質ができるでしょう。
もくじ
まずは親が意識を変えること
日常生活のルーティーンを子供に教えようと思うなら、まずは親が率先的にその見本を見せないといけません。それは勉強に関しても同様です。
そのため、子供に毎日決まった時間に勉強をさせたいというなら、まずは親がその時間に率先して勉強をするということが大切になります。
また自主的に勉強するためには、勉強が好きになるということが望ましいので、たとえ親自身が勉強嫌いであっても、子供の前では勉強が好きな素振りを見せるのが良いでしょう。
親がしたがらないことを子供にさせるというのは不合理ですし、小さい子供は親の影響を非常に大きく受けるので、親が積極的でないなら子供も消極的になります。
よってまずは親御さんご自身の意識改革から始めてみましょう。
勉強嫌いになることを避ける
一度勉強に対してネガティブな感情を持ってしまうと、勉強の習慣を付けさせるのは非常に難しくなってしまいます。
勉強が嫌いであればその日その日に勉強をさせるだけでも一苦労なので、毎日それを続けるというのは至難の技です。
またたとえそれができたとしても、勉強が嫌いという意識が根底にあれば、それから自発的・積極的に勉強をするという状態に転じる可能性は低いでしょう。
そもそも勉強の習慣とは、毎日親に促されて渋々机に向かうという状態ではなく、自分から進んでドリルなどをするようになる状態のことを指します。
そのような状態を作るためには、お子さんが勉強嫌いにならないように細心の注意を払っておくべきです。
勉強に苦手意識があるようなら、毎日勉強が済んだらカレンダーにシールを貼るなど、できるだけお子さんが楽しめるような工夫をしてあげるのが良いでしょう。
幼児期からの勉強習慣は本当に大事?
ここからは幼児期に勉強習慣をつけることのメリットについてお伝えします。
小学入学前に脳はほぼ成熟する
意外なことに人間の脳の8割は3歳までに完成すると言われています。文字すらまだ理解できないと思われる3歳児ですが、発声器官が発達していないだけで脳では文字を認識しているそうです。
このことからも早期学習の大切さがわかります。脳は学習を十分に理解できるので、3歳児のうちからきちんと勉強させるべきなのです。
また80%まで成熟した脳の完成度は、6歳になる頃には90%まで上昇します。つまり3?6歳の期間に10%の伸び代があるということです。
この伸び代をいかに良質なものにするかによって、その後の脳のパフォーマンスは大きく変わってくると言えるでしょう。
1日の勉強時間の理想は15分
人間は本来年齢+1分程度しか集中できないという言説もありますが、幼児教材などを見ると15分程度の勉強が良いと語られていることが多いです。
そのため、お子さんに勉強習慣を付けさせる際は、15分を目安に勉強させるのが良いでしょう。
なお、勉強時間にそれほどこだわる必要はないのですが、学習効果と継続のしやすさという両面のバランスを考えると必然的に15分程度に落ち着くはずです。
勉強のハードルが低く挫折しにくい幼児期から勉強の習慣を付けさせると言っても、幼児向けの教材は遊びながら学ぶというような内容のものが多いので、お子さんが極端に嫌がるというようなことは少ないでしょう。
一方で小学校以降は勉強らしい勉強が多くなるため、勉強を始めるハードルは上がります。よって幼児期のうちから勉強の習慣を付けておくことが望ましいと言えるでしょう。
また幼稚園・保育園のうちは一切勉強せず、小学校入学後に急に勉強を始めると戸惑ってしまい、早々から授業についていけなくなってしまう可能性もあります。
そのため、ひらがなや数などの基礎を幼児期のうちに固めておき、小学校の勉強にスムーズに入っていけるような状態を作ってあげるのが良いでしょう。
勉強に対する好奇心が旺盛
幼児期の子供は好奇心旺盛なので、新しいものに触れることが大好きです。しかし、やることの全てが新鮮に思われる感覚も次第に薄れていき、小学校に入る頃には幼児期ほどの好奇心はなくなってしまいます。
実際、小学生になると勉強をやらされることに反発する「勉強イヤイヤ期」に入ってしまう子供は多いです。
よって勉強を純粋に楽しむことができる幼児期のうちに学習習慣を作り、勉強をするのは当たり前という状態で小学生になるのが理想的な入学準備だと言えます。
勉強習慣作りの具体的な方法
勉強習慣を作るには、お子さんのモチベーションを高める工夫をしながら毎日毎日同じ勉強を繰り返さなければいけません。
そのスタイルで勉強することが当たり前という状態を作り、無理なく学習を継続できるようになれば、自然と成績も伸びていくでしょう。
以下では勉強習慣を作るために具体的に意識すべきことについて解説します。
勉強場所と時間を変えない
習慣というのは毎日同じ行為を繰り返すということを指します。よって勉強習慣を作りたいなら、毎日同じところで同じ時間に勉強させるのが良いでしょう。
毎回場所が変わっていたり、勉強する時間が日によって大きく異なるようではなかなか習慣にはなりません。
なお、最初は毎日同じ時間に同じところに座って遊ぶということから始めるというのも良いでしょう。
一人で勉強させない
幼児を一人で机に向かって勉強させるというのはハードルが高いと言えるでしょう。大抵の幼児であれば集中が続かないので上手くいかないはずです。
よって、基本的には親子一緒に勉強するというのが良いでしょう。「一緒に勉強しよう」などと声かけして、楽しい雰囲気で勉強に臨むのがおすすめです。
またすぐに勉強を始められるように、ダイニングテーブルなどは綺麗にしておきましょう。
さらにお子さんのやる気を喚起するために、親自身がテーブルで作業(家計簿をつけるなど)をするという習慣をつけるのもおすすめです。親の姿を見て、真似して勉強してくれるということもあるでしょう。
お気に入りの文房具を揃える
幼児期のうちは、文房具を新しいものに変えただけでもやる気を出してくれることがあります。特に好きなキャラクターの文房具などを揃えれば、「勉強=楽しい」というイメージをつけることができるのでおすすめです。
よってこれまで文房具にはこだわっていなかったという方は、早速買い物に行ってお子さんに好きな文房具を選ばせてあげるのが良いでしょう。
また消耗した鉛筆や消しゴムなどをこまめに買い換えてあげるというのも、モチベーションを維持するためには効果的です。
目で見て達成度がわかる工夫をする
例えば、勉強したら表にお気に入りのシールを貼るなどの工夫をすれば、毎回の勉強に楽しみができるので、モチベーションを高める上では良いでしょう。
なお、この方法はお子さんが楽しめなければ意味がないので、文房具と同じくシールもお子さんに好きなものを選んでもらうのがおすすめです。
またシール貼りでなくても構いません。方法はなんでも良いので、お子さんが毎日ワクワクした気持ちで勉強に取り組めるような状況を作ることが、より良い勉強習慣を作る秘訣です。
褒めることが一番の方法
幼児期においても、勉強に対してネガティブなイメージを持っている子供はやはり多いです。そのため、勉強をさせる際はお子さんを積極的に褒めるということを意識しましょう。
褒められるという成功体験を積み重ねれば、徐々に自信もついてきて勉強を前向きに捉えられるようになるはずです。
なお、褒めるポイントはどんな些細なことでも構いません。例えば前より理解できるようになっていたらそれを褒めてあげれば良いですし、プリントの点数が上がればそれも評価できるポイントでしょう。
また質問された時に「わからないところを放っておかなくて偉い」などと言ってあげることもできます。小さいなことでも良いので、とにかく褒めてあげるというのが大切です。
「勉強しなさい」と命令するように言うだけでは、子供をやる気にさせることはできません。しかし、褒めるというひと工夫を加えれば、お子さんのモチベーションは大きく変わってくるはずです。
勉強習慣がつくおすすめ勉強方法
一口に幼児教育と言っても、塾や通信教育、プリント学習などそのスタイルは様々です。
以下では、幼児期に勉強習慣をつけるにはどんなスタイルで勉強させるべきなのかということについて解説します。
何歳から幼児教育は始めるべき?
3歳までは長期記憶(エピソード記憶)を司どる右脳優位の時期だと言われています。なお、記憶力、特に長期記憶は誰しもが持っている能力であり、学力などのように個体差が大きいものではありません。
そのため、3歳の頃に勉強における基礎や人間として大切なことを記憶しておけば、誰でも将来的に学力を高めたり、素晴らしい人間になれる可能性を持っているわけです。
よって幼児教育は3歳前後を目安に始めるのが良いでしょう。もちろん1、2歳のうちから始めるというのも有意義です。
プリント学習は自主性を身に付けられる
ネット上には幼児向けのプリントが無料で大量に入手できるサイトがいくつかあります。また市販のプリントも比較的安いです。
よって手軽に始めたいならまずはプリントを使って勉強するのが良いでしょう。
勉強したてのうちは、何に興味があるのかやどのレベルまで理解できるのかなどがわからないため、それらを確かめるためにもプリント学習は有意義です。
様々なプリントでお子さんの性質をよく見極めてからの方が、塾や通信教育も選びやすいでしょう。
またプリントなら枚数で学習量を管理することができるので、学習を習慣化させる上では非常に有用です。毎日同じ時間に同じ枚数のプリントをしてもらいましょう。
お子さんが自分から「プリント頂戴」と言ってくるようになれば、勉強習慣がついてきた証拠です。
無料で幼児教材をダウンロード!
無料で幼児向けのプリントが入手できるサイトとしては、ちびむすドリルやぷりんときっずなどが有名です。
どちらにおいてもデザインが可愛らしいフルカラーのプリントが多数手に入るので、積極的に使ってみましょう。
また幼児だけでなく、小学生向けのプリントもあるため、幼児から小学6年生まで同じ勉強習慣を続けることが可能です。
幼児期におすすめの勉
幼児期には勉強アプリを活用するのもおすすめです。アプリならゲーム感覚で言葉や算数を学んだり、思考力を鍛えることができます。
よってお子さんに勉強させられているという感覚を与えることなく、遊びの延長で自然と学ばせることが可能です。ぐずってプリント学習をしてくれない日などに活用すると良いでしょう。
塾より通信教育の方が習慣にしやすい?
まず理解しておくべきなのが、塾や幼児教室に通ったからといって必ずしも勉強習慣が付くとは限らないということです。
塾がない日には自宅で学習しないといけないので、結局親御さんの方で勉強習慣を作るための努力をしなければいけません。
また無理やり通わせることで勉強に苦手意識を持たせてしまう可能性もあります。
無論、お子さんが行きたがっている場合や小学受験を考えている場合などは、塾に通って本格的に勉強するのが良いでしょう。しかし、そうでないなら無理して塾に通わせる必要はありません。
塾がある日とない日のルーティーンをそれぞれ作るよりも、毎日同じ場所で同じ時間に勉強をする習慣をつける方がシンプルで簡単だからです。
とは言え、親御さんの都合によっては毎日お子さんの勉強の面倒を見るのが難しいということもあるでしょう。そのような場合は、通信教育を活用するのがおすすめです。
通信教育の教材はお子さん一人でも学習できるように設計されているものも多いので、時々サポートをしてあげれば、つきっきりでなくても学習習慣をつけることができます。
ただし、より良い勉強習慣をつけるにはやはり親子で一緒に勉強するということが望ましいので、時間の許す限り側について勉強を見守ってあげるのが良いでしょう。
こどもちゃれんじなら学習習慣が身につく?
こどもちゃれんじの教材は、子供が楽しんで日々学習できるような工夫が豊富に施されています。
多すぎるのではないかと思うほど毎月新たな知育玩具や付録が届くので、子供は常に新鮮な気持ちで講座を受講することができるでしょう。
実際に、イードアワードによる顧客満足度調査においても2年連続で最優秀賞を受賞しています。
このような実績からもこどもちゃれんじは幼児期の子供の学習習慣を身に付けるのに最適な講座であると言えるでしょう。
幼児期から学習習慣を身に付ける方法まとめ
お気に入りの文房具を使わせてあげるべき
些細なことでも褒めてあげるのがおすすめ
つきっきりで勉強を教えることが難しいなら通信教育が有効
幼児期から学習習慣を身に付ける方法について解説しました。
学習習慣をつけるには勉強をルーティーン化することが大切なので、毎日同じ時間に同じ場所で勉強してもらうのが良いでしょう。
またプリントなら枚数で学習量も固定できるので、勉強習慣を付けさせる段階では有用です。
さらにお気に入りの文房具を揃えたり、些細なことでも褒めてあげるなど、お子さんが勉強に対するモチベーションを高められるような工夫をすることも大切になります。
なお、つきっきりで勉強の面倒が見られない場合は、通信教育を活用するのもおすすめです。
以上を参考に、幼稚園・保育園のうちから当然のように勉強する習慣を作っておきましょう。